農民一揆をゲーム化。なんでもありだな。縦スクロールっぽいアクションゲーム。このゲームをプレイする時は、飢えた農民の気持ちになってプレイするべきだ。それだけで涙ぼろぼろ、胸熱く踊るハリウッド映画顔負けのゲーム展開になるだろう。
主人公の武器は竹やり、これでもって、領主の足軽や忍者どもに決戦を挑む。それもたった二人で。推測の域をでないのだが、おそらくすでに決戦が行われた後で、生き残ったのはった二人。仲間達の弔いのために決死隊として城に突撃する。あるいは、極々貧しい寒村で、いるのは老人と女子供ばかり。村にたった二人だけ残された男達が、年貢の引き下げを求めて直訴に出る。妻や、年老いた両親を村に残し、男達は武器を手に立ち上がった。
さらになけるのは、パワーアップアイテムが鎌である。相手は槍や刀や手裏剣で攻撃してくるのに、鎌である。貧しいにも程がある。その上鎌を手にした彼らがめっぽう強く、熟練された農民芸で敵をぼっこぼこにしていく。
敵の本気っぷりもすごい。農民相手に忍びって、増税反対のデモ行進している集団にSWAT突撃させるようなもんで、この敵の鬼畜っぷりが、このゲームの悲惨さ、主人公達が追い詰められた境遇をよくあらわしていると思う。
このゲームを三国無双っぽい感じでリメイクしたらものすごい傑作になると思うのだが、そのためには個々のキャラクターの作りこみが必須であり、歴史からの引用キャラでゲームを作っているコーエーにはなかなか難しい作業になるかもしれない。
コーエー以外のゲームメーカーさん、リメイクとかだして見ませんか?