洋ゲーにして死にゲー。魔王の住む城に、付近の住民から依頼を受けた冒険者が単身なんの装備もなく乗り込んでいく。全く無謀極まりないこの主人公は城の魔物や罠に殺され、時に自ら命を絶ちながら、城の多く深くに待ち受ける魔王の元に迫っていく。いかにも洋ゲーらしいアドベンチャーゲーム。初見では回避不可能な罠も多いが、主人公がいちいちこっけいな死に様を披露してくれるので、それを見るのも死にゲーと呼ばれるアドベンチャーゲームの正しい楽しみ方の1つだろう。城にさまざま待ち受ける謎解きは、探索する楽しみをプレイヤーに十分に味あわせてくれる。インターネットがなかった当時、クリアするまでに二年くらいかかったと思う。攻略サイトを見てしまっては、せっかくの死にゲーの醍醐味である、主人公の死にっぷりを味わえないので、是非なんの攻略サイトも見ずにプレイしていただきたい。いちいち主人公が死ぬことに挫折せずに、むしろ一番盛り上がるシーンだと思ってプレイしてほしい。セーブを忘れるとこっちが死にゲーになるので、セーブはこまめに行いましょう。
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